先月の6月16日~26日に、国立新美術館にて『日本の書展』が開催されました。
コロナ禍ではありますが、昨年からは大きな展覧会のほとんどは通常通り開催しています。
作品作りはとても勉強になり、前に進む励みとなっています。
『日本の書展』は「現代書壇を代表する一流書家の作品が会派を超えて一堂に展示」されるそうで、所属の藍筍会・清水透石会長のご推薦により、わたくしの作品も展示される事となりました。
仮名を始めて数十年・・・とても苦手で何をどうすればよいのかわからず(学生時代に漢字をもっと学ぼうと入会したところ、仮名中心の会だと後から知りました)、センスが無いので辞めようかなと思う度、清水先生は「絵のような感覚で書くといいよ(基本や古典をしっかり勉強した上で)!」と、励ましてくださいました。
今は、仮名を学べて本当に良かったと思っています。
清水先生、お世話になった会の先生方に心から感謝申し上げます。
そして何より、お教室の生徒の皆さんと、より良い絵や書の作品になるよう一緒に勉強してきた事が、自身の学びにもなり、大きな糧となっています。
これからもまた、皆さんと楽しく学び、次代へ繋げていけますよう研鑽に努めて参ります。
藍筍会・清水透石会長の出品作品です。
今回の作品です。
名前は雅号の石田梢葉(しょうよう)で、秀抜部門での出品です。
『梅一輪 一輪ほどの暖かさ』
松尾芭蕉の弟子の服部嵐雪(はっとりらんせつ)の句です。
まだ寒い冬の中、凛と咲いた一輪の梅の花と、その花のふわっとしたあたたかさ・・・そのような句のイメージを表現しました。