第39回 読売書法展
HPへの掲載が遅れてしまいましたが💦、8月に開催の「第39回読売書法展」にて、藍筍会会長・清水透石先生のご指導のもと、読売奨励賞を頂く事ができました。いまだ驚きと共に、これからもしっかり学ばなくては!と、覚悟しております。
これからもお教室の皆さんと共に、頑張って参ります! ご指導いただきました先生方には、心から御礼申し上げます。
〘作 品 解 説〙
題名「奈良の都」 釈文・万葉集より2首
◉沫雪のほどろほどろに降り敷けば奈良の都し思ほゆるかも
◉青丹よし 奈良の都は 咲く花の 匂うがごとく 今盛りなりまる
作品には、奈良の都のひなびた素朴さ、その中にある穏やかな美しさ、ほろほろと雪が降る様子がとてもあたたかい……そのようなイメージを持って、表現してみました。
書を見て字を理解する…というより、絵的な感覚で全体の雰囲気を見て頂けたら、楽しんで頂けたらと思います。。。
第50回 『日本の書展』に出品致しました。
先月の6月16日~26日に、国立新美術館にて『日本の書展』が開催されました。
コロナ禍ではありますが、昨年からは大きな展覧会のほとんどは通常通り開催しています。
作品作りはとても勉強になり、前に進む励みとなっています。
『日本の書展』は「現代書壇を代表する一流書家の作品が会派を超えて一堂に展示」されるそうで、所属の藍筍会・清水透石会長のご推薦により、わたくしの作品も展示される事となりました。
仮名を始めて数十年・・・とても苦手で何をどうすればよいのかわからず(学生時代に漢字をもっと学ぼうと入会したところ、仮名中心の会だと後から知りました)、センスが無いので辞めようかなと思う度、清水先生は「絵のような感覚で書くといいよ(基本や古典をしっかり勉強した上で)!」と、励ましてくださいました。
今は、仮名を学べて本当に良かったと思っています。
清水先生、お世話になった会の先生方に心から感謝申し上げます。
そして何より、お教室の生徒の皆さんと、より良い絵や書の作品になるよう一緒に勉強してきた事が、自身の学びにもなり、大きな糧となっています。
これからもまた、皆さんと楽しく学び、次代へ繋げていけますよう研鑽に努めて参ります。
藍筍会・清水透石会長の出品作品です。
今回の作品です。
名前は雅号の石田梢葉(しょうよう)で、秀抜部門での出品です。
『梅一輪 一輪ほどの暖かさ』
松尾芭蕉の弟子の服部嵐雪(はっとりらんせつ)の句です。
まだ寒い冬の中、凛と咲いた一輪の梅の花と、その花のふわっとしたあたたかさ・・・そのような句のイメージを表現しました。
第64回 全日本学生美術展 入賞のお知らせです
コロナウイルスが蔓延し、美術館や動物園等も閉園となり、
今まで経験した事がない事態となっていますが、負けずに頑張って
いきたいと思います!
2月13日~19日、東京都美術館(上野)にて、第64回 全日本
学生美術展が開催されました(無事に開催されて、本当によかったです)。
今年は応募者がかなり増え、全国から選抜作品6762点が集まり、
その中で、推奨100名、特選200名 佳作1200名の入賞と、かなり
厳しい状況でしたが・・・当教室では、教室代表者16名中、特選1名、
佳作2名の入賞となりました。
入賞、おめでとうございます!
また、今回は、東京都美術館・搬入会場の写真を、
主催のサクラクレパスの金木さまのご了解を得て、
撮影する事ができましたので、ぜひ、ご覧下さい。
東京都美術館 地下の搬入場所にて撮影
先生方や生徒さんが、続々と搬入に・・・。
この、たくさんの作品の中から選抜・・・という、
とても緊張した搬入会場でした。
東寺展
ご無沙汰しています。
今日は、久しぶりの投稿です。
その間に、令和の元号となり、あれよあれよという間に、
5月も終わりに近づいてきました。
年々、月日が経つのが早く感じるようになってきています。
先日、上野の東京国立博物館にて開催中の、東寺展に
行ってきました。
数年前の開催の時に、あまりにも素晴らしかったので、
また今回開催される事となり、絶対に行きたい!と思っていました。
特に、『立体曼荼羅』は、前回よりも仏像の数が多く、また、発するオーラも凄く・・暗闇の中で光輝く姿を、こんなにも間近で見ることができるとは、なんて贅沢!・・と、思いながら巡っていました。
大人気の、帝釈天の仏像です。
写真OKでしたので、撮らせていただきました。
お時間があるようでしたら、ぜひぜひ、行かれてみて下さいね٩( ╹▿╹ )۶
第63回 全日本学生美術展
2月13日~2月19日、上野の東京都美術館にて、
全日本学生美術展が開催されました。
日本全国の学校や美術教室から選ばれた精鋭作品がずらりと
並ぶ、大変レベルの高い美術コンクールです。
当教室は、特選1名、佳作4名という、喜びの結果となりました!
こつこつと、地道に作品制作に取り組んできた生徒さんの作品は、
どれも自信を持ってこのコンクールに挑戦できる、素晴らしい作品でした!
また、楽しみながらがんばっていきましょう!
入賞作品は、こちらをご覧下さい。
ピエール・ボナール展
今から何十年か前?、学生の頃に、初めて上野の美術館で見た時には、
なんて自由な色彩と形!こういう表現もOKなのだ!と、感動し、すっかりファンになってしまいました。
今回の展示作品は、いろいろと驚きもあり、新たな一面を知ることができました(詳しいことは、ぜひ会場で・・)。
色彩が、ほんとうに豊かで素敵です。
ずっと見ていたい絵が、何枚もありました。
幸せな時間でした꙳✧.。⌖꙳.:*.。⌖꙳.:*.。
.꙳✧.:*˖°⌖꙳
かわいいクリアファイルも購入できました(╹◡╹)
ピエール・ボナール展
9月26日~12月17日まで
国立新美術館(六本木)にて開催中です
第35回 読売書法展
去る8月24日~9月2日、新国立美術館(六本木)、東京都美術館(上野)にて、
読売書法展が開催されました。
今年は35回記念のため、著名な先生方の作品展・「読める書への挑戦」も同時開催(六本木にて)となりました。
会場に一歩足を踏み入れますと、書道会の重鎮であられる先生方の作品が、厳かな雰囲気と、オーラを放っています。
藍筍会会長 清水透石先生の作品(中央・かな作品)です。
最後になりましたが・・・今回出品しました作品『秋雁』です(ヨコ181cm×タテ60cm)。
“秋の大空に飛ぶ雁”の和歌を書きましたが、字体と、紙や表具の色で、ダイナミックさと、秋の日が暮れていく寂しさが表現できるよう、チャレンジしてみました。
嬉しい事・・・生徒さん達の全日本学生美術展入賞と芸大合格の報告がありました
2月12日~18日、上野の東京都美術館にて全日本学生美術展が
開催されました。
当教室からは、初出展ではありましたが、特選1名、佳作4名の入賞
となりました。
コンクールを目指すための教室ではないのですが、長く習われている
中で、ここ最近、皆さんのレベルが上がってきていると感じ、また、
生徒さんたちも、チャレンジしてみたい!という気持ちが日々強くなり
・・・今回、ご希望の方々に挑戦していただきました。
思いがけずの良い結果にびっくりしましたが、皆さんの作品全ては、
テクニックではなく、みずみずしい感性と、絵を描くことが楽しい!と、
感じられる作品に仕上がっていると思います。
これからも、“心に伝わる絵”をモットーに、一人一人違う個性を
潰さないよう、指導して参ります!
入賞作品は、こちらをご覧下さい。
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そして、度重なる嬉しいお知らせがありました。
幼稚園から中学半ばまでレッスンに通っていらした男の子の生徒さん
のお母様から、『昨年、東京芸術大学に現役で合格し、今年は2年になり、
希望の漆コースを学びます!』・・とのお便りがありました。
高校入試の時には、一時的に復帰し、県立高校・美術コース受験の
デッサンも指導しましたが、何より、『幼少から学び、伸び伸び
描かせていただいた事、子供の個性を生かしていただいた事、そして、
本人もこれでよいのだと自己認識し、大変自信になった事、が土台に
なっているのです』との御礼のお便りでした。
レッスン指導をスタートし、今年で14年目となりますが、当時は、
たくさんの小さなかわいい種でありましたが、最近では、あちらこちら
で花開きはじめています。
生徒さん達の人生の、そのほんの少し、関わることができた事、
とても嬉しく思います。。。
『写真と切り絵と車』展
今日は、生徒さんのお知り合いの方で、
切り絵作家の軽本美杏さんの個展が開催されるとお聞きし、
東京の江戸川橋にある『GALLERY N I W』に行って参りました。
切り絵と言っても、今まで見たことのない繊細なカットをされ、
サインぺンで自由に描かれているような自在な線の流れに、
とても驚きました!職人技です。
作品は、おしゃれな車をメインに、バイクや動物などなど・・・
そして、お隣のブースでは、写真家の三浦雄飛さんの古き良きアメリカを
思い起こさせるノスタルジックな写真が並び、その時代に繋がったような
感覚にさせてくれます。
まだまだお若い作家さん達なので、これからが楽しみですね。
どうぞ、豊かな想像力と感性で、新しい世界を作っていってくださいね!
***アート情報***
切り絵作家 軽本美杏
写真家 三浦雄飛
『写真と切り絵と車』展
開催場所:GALLLERY NIW 東京都文京区関口1-44-8
開催期間:2018年1月25日~30日
時間: 12:00~20:00
1月30日は 12:00~17:00
運慶展(東京国立博物館にて11月26日まで開催中)
閉展間際のレポートとなってしまいましたが・・・
運慶展に、行ってまいりました。
仏像ファンのわたくしにとって、
運慶の作品が一度にたくさん拝観できる事は、
大変な喜びであります。
実は、1ヶ月前にも観に行きましたが、
あまりの素晴らしさに、もう一度!と、思い、
一昨日、再度行ってみましたが・・・
夕方でも60分待ち!!
閉館まであと2時間となると、これはちょっと無理・・・と、
諦めて帰ることにしました。
運慶、やはり大人気です!
作品からは、大変なパワー、生命力を感じました。
これらの仏像は、普段はそれぞれ別のお寺に所蔵されていますが、
そのお寺の清らかさや凛とした空気、オーラというのでしょうか、
その雰囲気が感じられる作品もあり、見終わった後は、
心が清らかになった気がしました。
アート アクアリウム 2017 ~ECO EDO 日本橋の金魚展~
先週が最終ということで、急遽、日本橋の三井ホールで開催している
「アート アクアリウム 金魚展」に行って来ました。
生徒さんから、昨年、「すごく良かったので行ってみてください!」と、
お話をいただき、ずっと気になっていたのですが、遠いこともあり、
なかなか行けず・・・。
最終日近くとなってしまいましたが、今年は、ようやく行くことができました。
会場内は、驚くほど絢爛豪華な世界でした!
入り口には小さい鉢に2匹ずつ、金魚にすぐにでも触れそうな距離で
展示されていました。
指を近づけると、かわいい口を開けて寄ってきます。
とても人なつこい金魚たちです。
奥に入ると、たくさんの金魚たちが、巨大な水槽の中で優雅に泳いでます。
光の加減で、白い金魚たちが赤になったり青になったりと・・。
家族連れも多く、親子で楽しめます。
日本的な雰囲気もあり、斬新な映像ありと、芸術が凝縮されていますが、
何より、たくさんのかわいい金魚たちがゆらゆらと泳ぐ姿に癒されました!
第34回 読売書法展
藍筍会会長・清水先生のもと、長く仮名の書道を学んで
おりましたが、この度、特選に入賞する事ができました。
マイペースでゆっくりの学びでしたが、
このような賞をいただく事ができ、とても嬉しく思います。
清水先生をはじめ、あたたかいお言葉をかけてくださった
諸先生方、レッスンの生徒の皆さんに、心より感謝申し上げます。
これからも、精進して参ります!
<作品(中央上段)>
<釈文>
・ちはやぶる神世もきかず龍田河韓紅に水くくるとは
・龍田河紅葉みだれて流るめりわたらば錦なかや絶えなむ
秋の龍田川。色とりどりに入り乱れるもみじの葉。
その色彩の美しさ、水のしっとり感を、墨色と紙の色で表現してみました。
*第34回 読売書法展 新国立美術館にて9月3日まで開催中
ミュシャ展
先日、ミュシャ展に行ってきました。
テレビでも放映されていたので、混雑は覚悟していましたが、
朝1番で、既に長蛇の列でした。
ミュシャの絵は、アール・ヌーヴォーの、美しい女性達のイラストで有名ですが、今回は、チェコ国外では初公開の”スラブ叙事詩”に強く惹かれ、ぜひ近くで・・と思い、大混雑を覚悟で会場に向かいました。
作品は、天井まで届くほどの大作で、入り口から奥まで、この”スラブ
叙事詩”シリーズが続きます。
作品の大きさもすごいですが、ミュシャが、このような絵を描いていた事に、大変驚きました。
一緒に作品に入り込んでいるような感覚、リアルさと夢の交錯・・・今まで体験したことのない、壮大な絵巻物でした。
これらの作品は、ミュシャのルーツであるスラブ民族の複雑な歴史的背景を基にイメージされたそうです。
チェコスロバキア共和国出身であるミュシャの晩年は、このシリーズを描いていたこともあり、愛国主義のレッテルを貼られ、ナチスに捕らわれてしまいます。
そして、厳しい尋問ののち、体調を崩し、亡くなったそうです。
最後の作品は、未完成で終わっています。
”作品には意味がある”と思いますが、
このような作品が生まれたのには、命がけの
訴える思いがあったのですね。
平和な世の中であって欲しい・・。
心より願ってます。
エリック・カール展
世田谷美術館で開催中の、”エリック・カール展”に行ってきました。
”はらぺこあおむし”の作者で有名な、エリック・カールさんの
展覧会です。
”子供クラス”のレッスンでは、一番最初の授業でこの絵本を読み、
イメージを描いてもらっています。
どの作品も、かわいいあおむしくんが、おいしそうなケーキ
やくだものにかこまれ、たのしそうです。
”しかけ絵本”なので、それもまた、引き込まれます。
成長して、こんなに素敵なチョウチョになるんですね。
ずっと読んできた作品の原画が目の前にあるなんて、
夢のようです!
色彩は色とりどりで、おとぎの世界に入ったようでした。
ぜひ、一度、行かれてみてはいかがでしょうか?
帰りに、美術館横の通路を歩いていると、八重桜が地面いっぱいに
落ち広がり・・・とても贅沢な、春のひとときでした。
第54回藍筍会書作展(東京都美術館に於いて)
3月10日~18日、上野の東京都美術館にて、第54回
藍筍会書作展が開催されました。
年に1回の、会の展覧会です。
作品は自由な形式でよいため、表具や紙など、
多色使いで構成されている作品もたくさんあり、
とても楽しむことができました。
今回、出品した作品です。
「浅緑 糸よりかけて白露を 玉にもぬける 春の柳か」
古今集 僧正遍昭(そうじょうへんじょう)
句から、柳の若々しい色がイメージされたため、
表具は、明るい緑色にしてみました。
本当は、柳の絵を入れる予定でしたが、
今回は、書のスタイルを優先!としました。
追々、絵を入れた作品も、アップしたいと
思います。
会長の、清水先生の作品です(真ん中の作品)。
会場にて、清水先生の揮毫もありました。
会で学んでいる方々が全国から来られ、
会場は、熱気に溢れていました!